
産婦人科
ホームドクターと呼べる医師との出会い
当院では各種症状(おりもの、かゆみ、痛み、月経に関するものなど)、検査・検診・健診(超音波検査、妊娠、不妊、性行為感染症、子宮がん検診、妊婦健診など)及び各種疾患(性病、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期症候群など)の治療(自費診療となる避妊、アフターピルによる緊急避妊などを含む)に対応しています。
女性は月経の開始から急速な体の変化がみられ、結婚、出産、更年期、閉経、老年期と各時期に種々の変調が出現することがあります。そのような日常生活に支障をきたすような諸問題を一緒に解決できればと考えています。
女性特有の疾患は症状を放置することで将来の妊娠に影響するものもあり、早期発見・早期治療が大切ですが、これまで婦人科を受診されたことのない方は、受診することにハードルを高く感じられ足を運び辛いという方もいらっしゃるかもしれません。私たちは、初めての方も相談しやすい環境づくり、寄り添う診療を目指しておりますので、身体の変化にお気づきの際はまずはお気軽にご相談下さい。
◆当院は、分娩のお取扱いがございません。分娩に際しては、ご希望の施設や近隣の施設へご紹介させていただいております◆
妊婦検診について
妊娠~出産までのスケジュールのご案内
当院での妊婦検診について
当院には分娩施設がございませんがセミオープンシステムを導入しておりますので、分娩施設の決まりに従い、およそ32-34週まで当院で健診を行います。(里帰り分娩希望の方の妊婦健診も行っております)
セミオープンシステムとは?
「セミオープンシステム」とは、ある週数(約32-34週;分娩施設毎によって異なります)まで、妊婦健診を自宅や職場近くのクリニックで行い、出産や緊急対応などは分娩を行う病院で行うシステムのことです。
妊婦さんの利便性を保ち、適切な医療を行うことができます。また、切迫早産などが生じた際には速やかに連携病院に紹介・受診することができます。(分娩を行う病院の指示で、検査項目や検査を行う時期が異なります。)
現在、当院では以下の病院と「セミオープンシステム」での妊婦健診について提携させていただいております。病院ごとに詳細が異なりますので、詳細は以下のリンク先よりご参照ください。
また、ご不明点は医師までお気軽にお尋ねください。
【提携病院】
妊娠の陽性反応が出たら
・妊娠反応が陽性になった場合、当院をはじめとした産婦人科に受診してください。
・妊娠5週以降で超音波検査を行ない、赤ちゃんが子宮の中にいるか(正常妊娠の診断)を確認します。
・およそ2週間ごとに超音波検査で赤ちゃんの成長を確認し、妊娠10週までに分娩予定日を決めます。
妊婦検診の内容について
・問診 (気になる症状などお気軽にご相談ください) ・保健指導(食事や体重管理、生活面についてのご説明)
・体重測定 ・血圧測定 ・尿検査 ・超音波検査(13週までは経腟超音波検査を行います)
妊娠初期検査(10週以降)
●血液検査
・血算(貧血の有無など)
・随時血糖
・感染症(B型・C型肝炎ウイルス、梅毒、HIV、風疹)
・血液型
●子宮頸がん検査(細胞診)
妊娠18~20週
●経腟超音波検査
●子宮頸管(子宮の入り口)クラミジア検査
妊娠24~28週
●血液検査
・血算(貧血の有無など)
・随時血糖
・成人T細胞白血病ウイルス抗体(HTLV-1)検査
妊婦検診の間隔
妊娠診断~11週
1~2週間毎
12~23週
4週間毎
24週~分娩先に転院するまで
2週間毎
☆当院では、東京都と埼玉県の「妊婦健康診査受診票(助成券)」を使用することが可能です☆
※その他の都道府県の助成券は使用できませんので、ご了承ください。
プレコンセプションケア
プレコンセプションケア(プレコン)とは、性や妊娠に関する正しい知識を身に付け健康管理を行うよう促すことをさします。プレコンは、子供を持ちたい人もそうでない人にも、誰にとっても若いうちからの大切な取組です。
具体的には
・栄養バランスの取れた食事を摂り、適正体重をキープする ・適度な運動を行い、ストレスを溜め込まない
・タバコ・お酒は控える ・必要なワクチン接種を受ける ・自分や家族の病気・使っている薬を知ること など
国立成育医療センターのホームページに、男女におけるプレコンセプションケアのチェックシートがあります。
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/pcc_check-list.html をご参照ください。
また、病院やクリニックごとにプレコンセプションケアに含まれる検査を受けることができます。
現在、東京都が『TOKYOプレコンゼミ』を開催しており、条件に該当する際には検査にかかる費用を助成してもらうことができます。
当院は 『TOKYOプレコンゼミ』登録医療機関に認定されています。 検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。
婦人科Q&A
月経(生理)痛、腰痛、排便時の痛み、性交渉時の痛み
症状
・月経(生理)痛、腰痛、排便時の痛み、性交渉時の痛み
・生理の量が多い、生理が長く(10日以上)続く
・月経周期が長い ・月経前の頭痛・むくみ、いらいら
・月経以外の出血がある
・肩こり・ホットフラッシュ・いらいらや気分の落ち込み
・おりものや陰部のかゆみ・痛み・臭い など
原因と治療方法
月経時の腹痛・腰痛がある際には、月経困難症の可能性が高いです。
<月経困難症は以下の2種類に分類されます>
①器質性(子宮筋腫、子宮内膜症などがあるもの)②機能性(ホルモンの影響によるもの)
[検査方法:超音波検査・血液検査・MRI検査など]
【治療方法】
痛み止め(ロキソニン、カロナールなど)、低用量ピル、子宮内システム(ミレーナR )、GnRHアンタゴニスト(レルミナR)、漢方(当帰芍薬散など)
などがあります。
おひとりおひとり症状は異なりますので、受診いただき、ともに治療方法を決めていきましょう。
生理量が多い、生理が長い
症状
・生理量が多い=過多月経・生理が長く(10日以上)続く=過長月経と呼びます。
原因と治療方法
子宮筋腫、子宮腺筋症、ポリープ、子宮癌などがあります。
[検査方法:超音波検査・血液検査・MRI検査など]
【治療方法】
低用量ピル・レルミナ・ミレーナなどを処方いたします。
手術が必要な場合には、適切な病院にご紹介させていただきます。
月経周期が不順
症状
月経不順と呼びます。(ちなみに正常な月経周期は25~38日です)
原因と治療方法
急激な体重の変化、多嚢胞性卵巣症候群、黄体機能不全、 子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、などがあります。
[検査方法:超音波検査・血液検査・MRI検査など]
【治療方法】
体重の改善、ホルモン剤などを使用します。
妊娠希望の方は排卵誘発剤を使用したり、不妊クリニックへご紹介させていただくことがございます。
月経前の頭痛、むくみ、いらいら感がある
症状
月経前3-10日間に上記のような症状があり、月経がはじまると症状が良くなることです。
原因と治療方法
月経前症候群(PMS)の可能性があります。黄体ホルモンやセロトニンが影響しているといわれます。
【治療方法】
低用量ピル、漢方薬などを使用します。
症状に応じて心療内科にご紹介し、併診(当クリニックと心療内科の両方で拝見します)することがあります。
月経以外の時期に出血がある
症状
「不正性器出血」と呼びます。
原因と治療方法
子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮がん、ホルモンの影響によるもの、などがあります。
[検査方法:超音波検査、子宮がん検査、MRI検査、クラミジア検査など]
【治療方法】
低用量ピルなどを使用します。手術が必要な場合には、手術可能な病院にご紹介させていただきます。
肩こり・ホットフラッシュ・いらいら(更年期様症状)
症状
肩こり・ホットフラッシュ・いらいらなどの症状がみられることが多いです。
原因と治療方法
日本人の平均の閉経年齢は約51歳です。
閉経周辺10年間は、女性ホルモン値の変化が激しく上記の症状が出ることがあります。
女性ホルモン(特にエストロゲン)低下に伴う更年期障害、甲状腺機能低下症、薬の副作用などが考えられます。
[検査方法:血液検査(女性ホルモン値)など]
【治療方法】
漢方薬、ホルモン補充療法 など。
おりものの異常
症状
おりものや陰部のかゆみ、痛み、臭いなど。
原因と治療方法
細菌性腟症、カンジダ症、バルトリン腺嚢胞、クラミジア・淋菌、ヘルペスなどが考えられます。
[検査方法:腟培養検査など]
【治療方法】
抗生物質、抗ウイルス薬などを使用します。
バルトリン腺嚢胞などの際には穿刺などの外科的処置が必要になることがあります。